2016年 09月 16日
アンタナナリボから一気に一番北のディエゴ スアレスまで移動。 マダガスカル人でも、え?ディエゴまでタクシーブルースで行くの?!と言われるぐらい、遠い。 遠いというかとにかく道路が悪くて時間がかかる。 それでも飛行機なんて高くて乗ってられないからね。 ビンボー旅行者はタクシーブルースで行くのみですよ。 午後3時に出発したタクシーブルースは、さすがに長距離なのでドライバーが2人、交代で運転し、順調にタイヤ3本立て続けにパンクして、翌々日の午前1時にディエゴ スアレスに到着しました。 34時間。 変に夜8時とか9時に着いちゃってそこから宿探しとか嫌だなーと思ってたら、見事に最後の100㎞に5時間かかり、予定通りの深夜着。 国道ですよ、一応、平均時速20㎞しか出ないけど。 これだけ遅い時間なら、明るくなるまでタクシーブルースの中で寝させて〜作戦が遂行できる。 タクシーブルース2連泊で朝明るくなってから宿探し。 早朝にもかかわらず快くチェックインさせてくれたたまたま通りすがりに見つけたHotel Concorde。 ホットシャワーwifi付きで50,000アリアリ。 ちょっと予算オーバーだけど、2泊宿代かかってないし、たまには贅沢。 この日はレッドツィンギーに行く手段を探し、ノシロンジョを見に行ってー、あとはゆっくりして疲れを癒そう。 なんて思ってたんだけど。 レセプションのオネーさんがレッドツィンギーまで四駆じゃなくても普通のタクシーで150,000アリアリで行けるわよ、なーんてステキな情報くれるもんだから。 ちょっと待てよ。 なぜ今日レッドツィンギーに行かないのか。 まだ早朝。 今日はまだこれから丸1日ある。 今日行っちゃえば、ここ2泊しないでも1泊で出れて宿代も時間も節約できる。 よし、行っちゃえ! って事で、時間制限のあるマダガスカルでは、普段なら今日の予定は洗濯。以上。っていうダメダメなスタイルのウチでも、超行動的にならざるを得ない。 宿代も高いしね。 2日ぶりにシャワーを浴びて、朝ごはん食べてタクシー探し! 宿出たトコでもういきなり'タクシー?'攻撃。 かかったな。 レッドツィンギーに行きたいんだけど。 オッケー250,000でどうだ? 150,000しか出さないよ。 それは無理だ200,000でどうだ? だから150,000しか出さないって。 200,000でいいだろ? だから150,000しか出さないって。 じゃあ180,000ならどうだ? だから150,000しか出さないって言ってるじゃん。もういいよ、別の人探すから。 と、その場を立ち去ろうとすると数秒後に、おいちょっと待て、150,000でいいよ、と。 よし、勝った。 行きにノシロンジョが見えるとこに寄ってもらって、レッドツィンギー往復で150,000アリアリ。 悪くない。 相変わらず、ポンコツという言葉が似合いすぎるラブリーなクラッシックカータクシーに乗り込み、いざ出発。 まずノシロンジョ。 湾の中にこんな形の島です。 はい、終了。 いざレッドツィンギーへ! 来る時に100㎞5時間かかった道を50㎞ほど戻ります。 車が小さいおかげで、来た時のタクシーブルースよりも全然早く進める。 と言っても、'かつて舗装されていたんだろう'レベルの舗装道路とは到底呼べない道なので、もちろんそんなスピードは出ないし振動がすごい。 そして国道からレッドツィンギーに向かって未舗装道路に入っていく。 最初はまだ良かったけど、途中から、あり得ない道に入って行き。 四駆というより、ここはジープじゃなきゃ無理でしょうという道をこのラブリーなポンコツは突き進んでいく。 一応写真撮ってみたけど、正直写真撮ってられる状態ですらない車内。 にもかかわらず道端のカメレオンとか発見しちゃうすげぇドライバー。 もしタクシーの運ちゃんが英語通じる人だったら、もういいよ、これ以上進んだら帰れなくなっちゃうよ、もう戻ろうよ、と言っていたかもしれない、そんな道を走る事約1時間。 ようやくツィンギーに到着。 じゃじゃーん。 ありです、レッドツィンギー。 ドライバーがいろいろガイドしてくれるんだけどいかんせん全部フランス語なもんだからほとんどわかりません。 でもお茶目でステキなドライバーでした。 車を降りるたびに、パチンコと小石を手に何かを撃ち落とす準備をするんだけど、結局出番がなく何のためだったのかもわかりませんが。 滞在時間1時間ほどで終了。 来た道を戻ります。 なんかこのタイプの車ってエンストしない仕組みにでもなってるのかな。 それとも車同様年季の入ったドライハーの為せる技なのか。 3時ごろディエゴに戻ってきて、翌日ノシべに向かうべくタクシーブルースのチケットを買いにタクシーブルースターミナルへ。 ディエゴのタクシーブルースターミナルは町のかなり南にあって徒歩は無理。 トゥクトゥクで1,000アリアリで行ってくれた。 アンキフィ行きのタクシーブルースのオフィスを探してたら、なんかディエゴからアンキフィ行きのタクシーブルースは、ドライバーに直接電話をして、宿まで迎えに来てもらい、お金もドライバーに直接払うシステムらしい。 ディエゴの出発時間を聞くと、なんと深夜1時。 1時…! それってもう今日の夜出るか、それともあと24時間以上、他にすることのないこの町で時間を潰すかっていう、どっちにしてもハードな選択…! あと1日ここにいたとこで、ほんとにやる事ないし、午前中に宿チェックアウトしてから夜1時まで一体どこで何をしろというのか。 もうこれは今日の夜出ちゃうっきゃないでしょ。 ということで、まさかのタクシーブルース3連泊という決断を下したウチ。 すでにタクシーブルース2連泊で1日目はそこそこ寝れたものの前夜タクシーブルースであんまり寝れず、相当睡眠不足な状態で朝からオフロードツィンギーに行き、その日の夜にまたタクシーブルースで移動という過酷なスケジュール。 かなりフラフラなので、それから出発までの行動はもう決まり。 早すぎる夕食を食べ、朝食用のパンを買って、宿に戻ってレセプションでアンキフィ行きタクシーブルースの予約の電話をしてもらい、シャワーを浴び、夕方5時就寝(爆)。 宿代50,000も払ってるんだもん、寝なきゃ(笑)。 12時に目覚ましをセットし7時間爆睡です。 うん、よく寝れた。 しっかり寝れた。 おかげで体力もボチボチ回復、これなら乗り切れる。 ほぼ時間通りにタクシーブルースが迎えに来て、快適に助手席に座らせてもらえ、また爆睡。 8時間かけてアンキフィの港に到着。 3日間でかなりの移動距離になりました。 いや、移動距離じゃなくて移動時間だな。 マダガスカルは移動にとにかく時間がかかるから、2日かけて移動して、疲れたから到着初日は休憩して〜なんてやってるとそれだけで1ヶ月終わっちゃう。 だから2日移動の後着いたらもう行動開始する体力がないとガッツリ観光できない。 体力勝負です。
by aya-papaya
| 2016-09-16 15:09
| マダガスカル
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