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notes from my travels

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2012年 09月 07日

さよなら中央アジア。

アゼルバイジャン到着ー!!

ここは大都会だ!!

ヨーロッパみたいだ!!



ビシュケクを出たのがほんの10日前なのにもうずいぶん前のような気がする。

それもそのはず、この10日間の移動距離というか移動時間はかなりのモンである。

ひたすら移動、そして最後の4日はシャワー無し、要するに宿に泊まらずとにかく移動である。



8月28日
まず朝早くビシュケクを出て、カザフスタンのアルマティへ。なんだかんだでギリギリの時間に到着、ウズベキスタン国境までの夜行バスのチケットを買ってから一目散にウズベキスタン大使館へ。無事ビザを受け取り、時間を潰して夜9時、バス出発。

8月29日
夜中、超寒いのに、意味不明な感じで、ドアを開けたまま道路で3時間ほどストップ。あれはなんだったんだろう。バスの終点まで乗って、バスの運ちゃんに言われるまま、タクシーで国境へ向かう。いざ着いてみると、前回来たところと違う。案の定、そこは地元民用オンリーの国境で外国人通行不可。そこにいた親切ポリスマンの手引きで更にタクシーでようやく国境到着。前日夜9時出発、国境に着いたのは昼の3時…。そのままバスターミナルに直行し、シェアタクでサマルカンドへ。サマルカンド到着は夜の9時。結局移動時間24時間…。

8月30日
ヒヴァまで行くつもりが予定変更、途中のブハラで一泊。だって疲れたもん。

8月31日
翌9月1日が独立記念日とかでバスがないと言う。選択肢無しでシェアタクでウルゲンチへ。値段もいつもより高め。根気よく交渉してなんとか相場へ持ち込み出発。舗装されてない道を延々と7時間爆走。ウルゲンチからヒヴァ行きシェアタクに乗り換えて、夕方ようやく到着。

9月1日
独立記念日。ヒヴァ中、お洒落した人だらけ。この日はゆっくり観光。移動無し。この後4日間シャワー浴びれないとは思わなかった。

9月2日
何がなんでもガスクレーターまで行ってやる!と気を入れる。まずシェアタクでウルゲンチまで。相変わらず独立記念日に伴う祝日でバス無し、シェアタクの値段も法外だ。バスターミナル前での交渉を諦め、マルシュに乗ってバザールまで。そこでビールーニー行きシェアタクに乗り込む。ビールーニーで運良く、ヌクス行きミニバス発見、その運ちゃんがちょっとの追加料金で国境の街ホジェリまで乗っけてってくれた。そこからさらにマルシュで国境へ。国境通過も問題なくいざトルクメニスタン入国!つい顔がにやけてしまう。ちなみにトルクメ入国時、恒例の荷物の重さチェック。なんとビックリ、全部で30kgもありました。国境から乗り合いタクシーでバザールへ。お金を両替せねば。最初に聞いたおばちゃん、アタシが換えてやるわよとウチの$50札を奪い、50トルクメマナト札をよこしてくる。ふざけんじゃねーよこっちはちゃんとレート知ってるんだよと$50を奪いかえしさ迷う。すると英語が喋れる青年登場。バザール内の両替屋まで連れてってくれた。無事×2.85計算で$50が142マナトになった。さらにその青年がアシュガバード行きシェアタク乗り場までのタクシーを捕まえてくれて、タクシーの値段も教えてくれた。シェアタク乗り場までは1マナト、そこからアシュガバードまでは40マナトだからそれ以上払ってはいけないよ、と。あぁなんて親切な青年なんだ。
アシュガバード行きシェアタクの交渉は難航、行きたいのはアシュガバードまでのちょうど中間地点のダルヴァザ。途中で人を拾えないから、アシュガバードまでの料金を払えと全く折れない運ちゃん達。1時間の交渉の結果、これ以上待つと今日中にダルヴァザに着けない、さらに運ちゃんも、あと1人乗れば出発できるって状況で35マナトで交渉成立。ま、しゃーない。3時間でダルヴァザ到着。砂漠のど真ん中、チャイハナ(休憩所兼レストラン)泊。
ガスクレーターに感動。熱かった。チャイハナスタッフの女の子達と雑魚寝。

9月3日
朝、ヒッチハイクはすぐに捕まった。3時間半でトルクメニスタンの首都、アシュガバードに到着。駅まで送ってもらい、ダメもとで夜行列車の切符があるか聞きに行ってみると、ありました。じゃあそれで、とさっそく購入。チケットカウンターのおばちゃんが指を6本立てるもんだから、迷わず60マナト出すと、6だ6だと言って54マナトのおつりを返してきた。6マナト!?車で飛ばして7時間かかる距離ですよ。6マナトって200円ですよ。
夜までゴールドと大理石で眩しすぎる超クレイジーなアシュガバードの街を散策していざ200円の夜行電車に乗り込んだ。快適な寝台列車。安すぎる。さすが、トルクメニスタン。すごいぞトルクメニスタン。

9月4日
15時間かけて、トュルクメンバシュに到着。30kgの荷物に加えて、とりあえず水4,5リットルに食料、合わせて35kg、間違いなく過去最高に重い荷物を背負って、タクシーに乗ればいいものを、何故かフェリーターミナルまで歩いた。駅から2kmって書いてあったのに、あれは直線距離で実際もっとあったぞ。1時間歩いてお昼12時、ようやく到着。フェリー無し。人もいない。どうやら今日は確実に船はなさそうだ。ターミナル泊決定。まだ大丈夫、トルクメビザが切れるまであと2日ある。きっと大丈夫。でもやっぱりかなり心配になる。明日も船が出なかったら、一度街に戻って食料を買い足しに行かねば。その日、ターミナル泊の運命をともにした夫婦がお茶とナンに肉と肉の脂をふんだんに挟んだご飯をご馳走してくれた。寝袋を広げて冷たくて固いベンチで就寝。

9月5日
朝起きたら、なんか人がいっぱいいた。どうやらバクーから船が着いたらしい。って事は今日船が出る!やったー!なんとなくあと2日ぐらいターミナルに住み付くような気がしてたけど、気のせいだったっぽい。バクー行きっぽい人達も増えてきた。お昼10時ごろ乗船手続き開始。乗船手続きから乗船まで5時間かかった。船の乗組員にお金を払いいざ乗船。連れて行かれた部屋は乗組員のおっさんの部屋。君はここで僕と寝るんだ。シャワーもトイレもDVDもある。いいだろ~。はぁ?何言ってんの?ばっかじゃないの。$90払ってなんでこの気持ち悪いおっさんの部屋で、おっさんのベッドで寝なきゃいけないの。本気でキレそうになる。拒絶表明を続け、なんとか別の部屋をゲット。危なかったぜ。ちゃんと1人部屋、洗面台付き。船に乗り込んでから3時間後夕方6時、ようやく出航。ターミナルで過ごした時間27時間。

9月6日
乗船予定時間9時間と聞いていたけど、結局出航してから23時間後、とうとうバクーに到着。



以上、この10日間の軌跡。よくがんばった、ウチ。

by aya-papaya | 2012-09-07 14:27 | 中央アジア


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