2017年 12月 14日
遠い遠い存在だったマチュピチュが目前に迫り、ここにたどり着くまでにあまりにも長い年月がかかったせいで、とうとうマチュピチュが見れる!けど10年もかかってたどり着いたのに、こんなに気軽に行ってしまってもいいんだろうか、更には、南米のハイライトの一つであるマチュピチュに、南米に着いて早々こんな早くに行ってしまってもいいもんだろうか、とよくわからない悩みがものすごい勢いで湧いてきたものの、ここまで来て行かないという選択肢があるわけも無く、必要以上にドキドキしながら行ってきた。 もちろんブルジョアな旅行者御用達のめっちゃ高いけど3時間だかで着く電車は使わず、貧乏旅行者御用達の7時間山道バス➕2時間半徒歩コース。 10分の1くらいの値段で行けるからね。 それに、歩いてマチュピチュの麓まで行くってなんかロマンがあるじゃん。 マチュピチュを発見した探検家気分を妄想しながら歩くなんて楽しすぎでしょ。 これが、日本人の間では「スタンドバイミーロード」と呼ばれる、線路沿いを10キロ歩く道。 スタート地点。 橋を渡ったり、たまに通る電車を避けたり、気分はスタンドバイミー。 マチュピチュの周りをぐるっと歩くから、歩き始めてすぐに、山の上にそれらしき石積みが見えてテンション上がりまくる。 あっと言う間の2時間半。 マチュピチュの麓のマチュピチュ村に到着。 翌日のマチュピチュ遺跡までの片道バスのチケットを買って初日終了。 マチュピチュ村から遺跡までは歩いても行けるんだけど、急な階段を3時間近く登らなきゃいけないらしい。 かなりキツイから、片道だけでもバスで行った方がいいよという先人のアドバイスもあり、マチュピチュからさらにマチュピチュ山を登る予定のウチは、片道$12とびっくりするほど高いけど、おとなしく行きだけはバスに乗ることにした。 6時オープンのマチュピチュに合わせ、翌朝朝ごはんを食べて、5時半に出発。 丁度6時頃に遺跡入り口に着き、トイレを済ませて入場。 遺跡の中にはトイレないからね。 ペットボトル持ち込み禁止って言われたから、真面目に水筒一本で来たのに、全然ペットボトル持ち込めるじゃん…。 食べ物持ち込み禁止だけど、クラッカーだけカバンに忍ばせた。 7時からのマチュピチュ山のチケットを買ったので、遺跡内にあるマチュピチュ山の登山口をまず目指す。 が、道を間違え、サンゲートと呼ばれる場所への道を進んでいたらしい。途中で間違ってることに気づき引き返す。 最初の入り口ゲートから15分もあれば着くはずだったマチュピチュ山の登山口に、約1時間かかり、無駄な体力を消費しながらなんとか7時過ぎに登山口に到着。 名簿に記入し、頂上まで1時間半の登山。 階段。 ひたすら階段。 ずっと階段登り。 しかも下界は霧でマチュピチュなーんにも見えないし。 でもとりあえず登る。 汗だくになりながら山頂到着。 登ってる途中に少しだけ霧は晴れてきたものの、遺跡はまだ完全に隠れてる。 でもちょっとしたら霧が晴れ始めて。 絶景。 マチュピチュとワイナピチュ、そしてそれをぐるっと取り囲む川。 歩いた道の全景も見渡せるし。 隠し持ってきたおやつで少し腹ごしらえして、ただひたすらぼーっと景色を眺める。 なんかこの景色だけで十分満足しちゃえるくらい絶景。 ワイナピチュを登る方が人気で、そっちはかなり前もって予約しないとチケット取れないけど、それに比べて、前日でも問題無くチケット取れちゃうマチュピチュ山。 なんでそんなに人気がないのかわからないマチュピチュ山。 絶景ですけど!!!と世界中の人に伝えたい。 マチュピチュ山絶賛オススメ中です!!! 1時間ほどひたすら景色を眺めて下山。 遺跡は後回しにして、さっき間違えて途中まで行っちゃったサンゲートに向かう。 以外と遠くて1時間かかった。 でもいろんな角度からマチュピチュを眺めるのは楽しい。 カッコいいスズメがいたからシャッターチャンスを狙っていたら、お尻を向けてプリッとウンチをした直後に、何見てんだよ、と睨まれた。 マチュピチュ村からバスで登ってきたジグザグ道。 6時から12時まで登ったり降りたりいっぱい歩いて、最近運動不足だったせいもあり、けっこう足にきてたから、行きバス使って大正解だった。 これ足で登ってたら死んでたなー。 行けるとこは全部行こうと、まだメインは置いといて外側から攻めていく。 そしたら雨降ってきた。 迷った挙句に引き返す。 足も疲れたし、お腹も空いたし、水ももう飲みきってしまった。そしてトイレにも行きたい。 ウチが買ったマチュピチュのチケットは朝6時から昼の12時までに入場しなきゃいけないチケットだったんだけど、12時までなら一度外に出てトイレに行ってまた戻ることもできたんだろうけど、サンゲートに行った時点で12時過ぎてたから、もう外に出たら再入場できない。 もういいや、と、メインの建物群に向かう。 時々、団体の英語ガイドの説明を盗み聞きしながらも、結局メインの建物群は駆け足で通り抜け、マチュピチュ観光終了。 まー朝の6時から2時まで、よく粘ったと思う。 朝一すごい行列だったトイレが、昼過ぎには並ばずに入れて助かった。 ただでさえ高いチケット買って来てるのにトイレが有料なのはどうかと思うけど。 空腹が最高潮に達したけど村に降りるまで安いご飯はないのでもうちょっと我慢。 下りはバスを使わず足で。 下り始めて30分もしないうちに半泣きでバスに乗れば良かったと後悔したけど時既に遅し。 すでに疲労困憊だった足はもうガクガク。 一段一段断裁の高い石の階段を、もう制御する力も残ってないので、ガクッと崩れ落ちないように気力を振り絞り、1時間半かけて降りたのでした。 その後3日間ぐらいの筋肉痛の酷さはご想像にお任せします。 そこから7時間バスに揺られ、クスコに帰ってきました。 マチュピチュ、想像してたよりショボかったとかよく聞くけど、ウチ的にはめっちゃ良かったよ。 マチュピチュ山からの景色がやっぱ一番良かった。
by aya-papaya
| 2017-12-14 05:20
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