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2018年 04月 26日

イースター島。

旅人は、行先と日程を決めてチケットを取らない。

行きたい方向を決めて安いチケットを探す。

すると行先と日程は自ずと決まる。


って事で、たまたま見つけた超格安チケットでイースター島に行ってきた。

ま、今回はイースター島っていう行先は決まってたんだけど。

12月くらいから安いチケットがないかずっと探してた。

サンティアゴから往復$360。

今まで聞いた中でも最安。


それに合わせてボリビアは駆け足、さらにラパスから40時間移動しっぱなしでサンティアゴに向かう羽目に。



念願のイースター島。

モアイの島。

チリ本土から飛行機で5時間。

チリの領土であること自体が不思議なほどの距離だ。


物価の高いイースター島。

預け荷物は23㎏×2、機内に液体も持ち込めるチリ国内線のおかげで、貧乏バックパッカーはこれでもかってぐらい本土チリから食料を持ち込む。

ウチの場合は、米、パスタ、野菜1週間分、卵1パック(6個)、牛乳1L、ソーセージ1パック、シリアル1袋、おやつ1週間分、マッシュポテトの粉やらスープの粉やら、インスタントラーメン5個、その他もともと持ってた食料、調味料など。

お酒を飲む人はそれに加えてワインやらビールやらを数リットル持ち込む人もいる。

気合のなせる業である。


後ろにバックパック、前にサブバック、両手に荷物を抱え、サンティアゴの地下鉄のゲートを通り抜けるのが一苦労だった。

そして未だかつてない重さの荷物を抱えてイースター島に降り立った。


海辺のキャンプ場で1週間のキャンプ生活。

ボリビアではキャンプしてなかったから、久々のテント。

やっぱ自分のテントは自分家みたいで快適。

小雨だけど…。



初日の夕方、初モアイを拝みにサンセットポイントへ行ってきた。

もー初日から見せつけてくれるモアイパワー。

昼間雨が降ってたおかげでうっすらと薄い雲が残ってたから、見事に赤く染まった。
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1週間滞在したうち、初日を超える夕焼けはなかった。

初日からすごいの見ちゃったよ。


サンセットポイントのモアイさんたち、昼間見るとこんな感じ。

崩れてる感がまたいい感じ。
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唯一目のあるモアイさん、帽子付き。
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個人的には目も帽子もないシンプルモアイさんが一番イケメンだと思います。


歩いてたら雨が降って止んで虹が出たもんだから、いそいでモアイさんのところに戻って激写。

渋い顔と虹のコラボレーションです。
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ちょっとモアイさんから離れて海辺の洞窟へ。

別の旅行者がたまたまそこに立ってたからわかったけど、誰もいなかったら完全に気づかず通り過ぎてた、地面に開いた、めっちゃちっちゃい洞窟の入り口。
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え?ここ入るの?マジで?大丈夫?っていうサイズ。

スマホのライトを頼りに意を決して穴の中に潜り込む。

徐々に広くなっていく洞窟を進むとこ、二手にわかれてそれぞれこの景色。
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絶景です。

海沿いの岸壁にぽっかり空いた2つの穴に出ます。

あ、下は断崖絶壁なので、海を見下ろすことしかできません。


海、蒼いんですよ。
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少し進むと別の洞窟が。

ここも気づかず通り過ぎた。

この木の根元に小さい入口があります。
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これは海には繋がってないけどね。


夕焼けの時間はほぼ毎日サンセットポイントに散歩がてら行ってきた。

ま、初日ほどの焼け具合ではなかったから写真はカット。

道すがらのモアイと野良馬のシルエット。
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海辺で海を背に立ってるモアイが多い中、唯一海を見ていると言われている7体のモアイ。
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微妙に真っすぐ海見てないし、このモアイたちだけ海辺じゃなく内陸にあるから、反対側の海にはちゃんと背を向けてるし、唯一海を見ているというのは後付けな気がしてしまう、疑り深いワタシ。

顔の凛々しさは島の中でもなかなかだと思う。
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また別の、内陸にあるおっきな洞窟。

水が溜まっててかなり悪い足場を、諦めず最後まで進むと、なんとも不思議な場所に突き当たる。
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ぽっかり空いた天井から頭を出す1本の木。

真っ暗闇の中育った木が天井を突き破ったのか、穴の開いてた場所に種が飛んできて1本だけ育ったのか、昔々の人が穴の開いた場所に木を植えたのか、どうやってこうなったのかは謎だけど、なんだかものすごく神聖な感じがした。


この木を登って地上に出られれば楽なんだけど、3メートルほど枝もなく、よじ登るのは不可能で、また足場の悪い洞窟を入口まで戻らなければいけない。


ビーチにある帽子をかぶったモアイさんたち。

帽子の意味は謎。
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よく見ると、土台に顔が!
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土台にされたこのモアイさん、一体なにが起きて土台になってしまったんだろうか。


ビーチで見つけた、最小、最新のモアイさん。
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このモアイさんも海を見つめている。

ビーチでキャピキャピ楽しそうに遊ぶ人たちを、一人静かに哀愁を漂わせながら見守るモアイさん。


これ作った人マジ最高!

ずんぐりむっくり感がまたたまらない。


島内にうじゃうじゃいるモアイさんたち。

大体のモアイさんはロープが張ってあったり近づけないようになってるんだけど、探せば時々完全に見捨てられたモアイさんがいる。

倒れたままのこのモアイさん、触れる数少ないモアイの一つだ。
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それでも仰向けに倒れてるだけまだマシ。

顔面からいっちゃったモアイさんはなんとも居たたまれなくなる。


またある日のサンセットポイントまでの道すがら。

夕日を背にお墓が美しい。
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一番の有名どころ15体のモアイ。

モアイの背から登る朝日。
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15体並ぶとやっぱり壮観です。
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いろんな顔がいます十人十色。
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見れば見るほど愛着が沸きます。


一匹狼もいます。
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モアイ製造所。

モアイの切り出し場です。

島内にいる300弱のモアイさんたちの約半数がここにいるそうです。

うじゃうじゃいます。
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若者が多い気がします。


切り出し中のモアイさんたちも何体かいます。
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なかなか興味深いです。


切り出して運び出す途中に倒しちゃったんだろうなーっていうかわいそうなモアイさんもいます。

正座してるモアイさんもいます。

なんかやたら薄っぺらいモアイさんもいます。

ほんと色んなモアイさんがいます。



島の南にあるクレーター。
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クレーターの中の模様が面白い。
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水は真っ黒らしい。


クレーターの周りをぐるっと歩いて回れるようになってる。

写真じゃ絶景度20%くらいしか伝わらないのが悔しい。
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むっちゃ景色いいのに、短期間でモアイだけ見に来た人たちはここまで来ないみたい。

だーれも人いない。

勿体ない。

ここから、四方を海に囲まれた島の全体がなんとなく見渡せる。

見渡せるサイズの小さな島に行ったことは今までにも何回もあるけど、目の前の海の先に一切の陸が見えない小さな島は初めてだ。

今まで行ったことのある小さな島はあくまで本島なり大陸なりのすぐ近くにあった。

肉眼で見える距離に陸があった。

けれどこの島は、周りに海しか見えない。

ほかの島もなければ大陸もない。

360度の水平線。

太平洋の真ん中にぽつんと浮かぶ小島。

うまく言い表せない、この高揚感。

なんかものすごく地球を感じた。

昔の人はよく見失うことなくこの小島に戻ってこれたなと感心した。


島の先っぽにあるオロンゴ儀式村。

年に一度、島の英雄バードマンを決める儀式が行われる時だけ使われた場所らしい。
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また別の洞窟。
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島中洞窟だらけ。


モアイだけじゃない、絶景だらけのイースター島。

物価が安ければもっとのんびりしたかった、あっという間の1週間でした。


事実上は南米チリの領土だけど、完全にポリネシアだね。

不思議な島だった。



モアイの意味を自分なりに考えてみたんだけど。

島を守ってると言われているけど、一体何から守っていたんだろうと。

外敵から守るなら、単純に考えてやっぱり海のほう向いてるべきなんじゃないかと思ってしまう。

じゃあなぜ海に背を向けて島内をどっしりと見つめているのか。

何かから島を守っているなら、その何かは島の中にいたということか。

敵は外にはいなかった。

むしろ島の中にいた。

もしくは、、、島にいた人間を見張っていたのか。


島内の有名どころのモアイはほぼすべて修復されている。

かつて島内で部族間の争いが起こったとき、モアイ崇拝が衰退していたこの島では、モアイは破壊の対象になったという。

その時に多くのモアイが倒され、その後のチリ地震や津波でさらに壊滅的になったらしい。


なぜモアイ崇拝は衰退したのか。

土着の神様のようなものに対する崇拝はそう簡単になくなるものではないし、薄れることはあっても破壊の対象になることは簡単には考えにくい気がする。

ということは、そもそも崇拝する対象ではなかったのかもしれない。


と考えていくと、モアイの存在はどんどん怪しげな、少しSFホラー気味な方向へ向かっていく気がする。


まーあくまで島の歴史も全然知らない、なんの知識もない、ただの妄想ですけど。

フィフスエレメント好きだったしなー笑。



以上、念願のイースター島でした。
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by aya-papaya | 2018-04-26 05:41 | チリ | Trackback | Comments(0)
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