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2018年 05月 11日

プエルト・ウィリアムス。

朝起きて、さっそく町歩き。

オレンジが眩しい我らがヤーガン号は貨物の積み下ろしをしてた。

午後にはまたプンタ・アレーナスに向けて出発だからね。
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朝日に照らされる古い船たち。
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南極まで1,099km。

そして東京まで17,000km。
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もう南極はすぐそこですよ。

遠いとこまで来たなーとしみじみ。


プエルト・ウィリアムスの町。

こっちはチリ。

ビーグル水道を挟んで向こう側はアルゼンチン。
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うん、寒いもんね。

バルト三国でもこんなのあったな。
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まずは近場をトレッキング。

1時間コースのParque Ukika。
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紅葉が素晴らしくて、夏じゃなくてこの時期に来たのが正解だったかも!

むっちゃ寒いのを除けば。



2日目は滝を目指す片道3時間コース。

途中道に迷ってたイギリス人のジェントルマン、ポールと合流し、旅話に花を咲かせながら歩いた。
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でっかい鳥が飛んでるなーと思って見上げてたら、コンドルだ!!

超低空飛行、ウチらの頭上2メートルくらいを飛んで行った。

カメラ首から下げてたのに、見惚れちゃってカメラの事完全に頭から消えてた。

はっと気づいてカメラを構えるももうだいぶ遠くに行ってしまっていた。
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まーでも慌ててピンボケ写真を撮るよりは、肉眼でしっかり見れたからそっちのほうがいい。


滝は思ってた以上に立派で。
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色んな角度から見れるようになってて。

写真はイマイチだったからこれだけだけど。



3日目は早起きして丸っと1日トレッキング。


まず向かったのはCerro la Bandera。

国旗の丘。


途中完全にトラックを見失い、進んでいいのかどうかもわからないとこをスマホのGPSを頼りに進んでいく。
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全然国旗とか見えないし不安になりながらも、丘の上のはずだし、とにかく斜面を登る。

で、2時間くらいかかってようやく着いた。

国旗が小さくてウケた笑。

ま、風強いもんね。
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雪がちらつく強風の中、国旗の土台を壁にうずくまり、どうにか風を避けて極寒一人ピクニック。

無理、寒くて耐えられない。


寒さと強風で、ここで引き返すか、先に進むか悩んで、行けるとこまで行ってみることにした。

だってすでに景色キレイなのに、この先が絶景だって宿にいたオーストラリア人が言ってたから。
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小川とか凍ってますけど。
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確かに進んでいくほどに絶景度が増してくる。

ただし足場も悪くなる。
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ただでさえ山の斜面を横に突っ切るようにどうにか人が一人通れる幅の小道なのに、ところどころ、道が消えてただの砂利の斜面になる。

ズルッて滑ったら一番下まで滑り落ちてくんですけど。

マジ怖いんですけど。


メジャーどころのトレッキングコースとかなら、掴まれるように鎖とか張ってあってもおかしくないようなというか、張ってあるべき感じの道なんですけど、そんなの一切何にもないんですけど。

ワイルド。

命がけ。


冷や汗かきまくりながらどうにか先に進む。

行けるとこまで行って引き返そうと思ってたけど、この道戻るのとか無理。

目的地まで着けば、別の道があるからそっちから帰ろう。

死にたくない。

その別の道が一体どんな道で、ホントに道があるのかもわからないけど、地図にはトレッキングコースがちゃんと載ってるし、行けると信じるしかない。


予定の時間を過ぎても目的地にたどり着けず、でも引き返すことも出来ず、とにかくなるべく早く進む。


そしてようやく到着。

Laguna del Salto。
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絶景。

確かにすごい絶景。

あーなんでパノラマ写真ないんだろう。

それどころじゃなかったんだな、たぶん。


この時点で午後2時を過ぎてた。

休憩除いて片道5時間かかったから、帰りももし5時間かかると途中で暗くなってしまう。

ヘッドライト持ってこなかったからあるのはスマホのライトのみ。

明るいときはまったく迷わないような道でも暗いとライトがあっても道がわからなくなるのはフィッツロイで経験済み。

かなり焦りながらササっと写真撮って出発。

出発早々さっそくトラックが消えた。


トレッキングに来る人が限りなく少なく、さらに足場も悪くて、道と言える道がない。

ルートを示す印も限りなく少ない。

もうGPSを頼りに進むしかない。


沼地のようになってるところをどうにか回避しながら、倒れた木によじ登ったり、木の根っこを掴みながら斜面を下りたり、結局泥にはまったり、滑ってこけたり、もうね、トレッキングの範囲を完全に超えてたね。

ジャングルの中遭難してどうにかサバイバルしながら脱出を試みる感じだったね。

もと来た道を戻ったほうが良かったんじゃないかと思うくらいのひどい道だった。

ってかほぼ道がなかった。

いきなり地図に載ってない川が現れるし、コース上を歩いてるはずがいきなり土砂崩れでも起きたのか道がないどころかもうぐっちゃぐちゃで通過できないし。

スマホのGPSがなければ完全に遭難してた。


日はどんどん傾いていくし、道はないし焦る焦る。

テントも何もない中、最悪ビバークする方法を考えながら、夜になっても宿に帰らなかったら捜索隊とか出動しちゃうんだろうかとか、もしそうなった場合、海外旅行保険とか入ってないし、費用を請求されたらどうしようとか、いろいろ頭の中がグルグルしながら、平地になると小走りしてどうにか先に進んでいく。

で、ドロドロになりながら、どうにか日が沈む前に森を抜け出すことができた。

生還。

無事生還しました。

ホントそんな感じ。

いやーキツかった。

丸1日誰にも会わなかった。

森の中にいたのはウチ一人だけだったんだなー。

キャンパーがいたら救いを求めようと思ってたけど、そんなのはなから無理だった。


全身ひっつきぼぼまみれ。

って書こうと思って、ひっつきぼぼって全国共通語だろうかとふと疑問に思い、でもほかに該当する単語がまったく思いつかずネットで調べてみたら、岐阜県あるあるNEVERまとめがトップに出てきた爆。

全国的にはひっつき虫って言うのを初めて知る。

いや、虫じゃないでしょ。

じゃあぼぼって何よって言われても困るけど。

でも服にくっつく植物の種子って言うのもメンドクサイし、やっぱひっつきぼぼでしょ。

ついでにB紙が岐阜弁という衝撃的事実も初めて知った。


ま、どうでもいいけど。

いや、あまりの衝撃で全然どうでもよくはないんだけど。

とりあえずこれは保留で。


って事で、10回ぐらい死を覚悟しながらも、そこには言われた通り絶景がありました。

行ってよかった。

そして無事生還出来て本当に良かった。


4泊、プエルト・ウィリアムス満喫しました。

宿のセシリアが伝統的な料理をふるまってくれたり、服を洗濯してくれたり、宿の居心地もバッチリ。


食事は基本自炊。

食料もやっぱり陸の孤島プエルト・ウィリアムスは高いから(と言ってもイースター島ほどではないけど)、プンタ・アレーナスで買っていったパスタやらパンやらラーメンやらで過ごした。

野菜類はやっぱかなり良くないね。

いかんせん週1便のヤーガン号でしか物資が届かないから。



帰りは飛行機。

人生初、14人乗りのプロペラ機。

預け荷物10キロまで。

そのつもりでプンタ・アレーナスに荷物残してきたんだけど、2キロオーバー。

でもなんにも言われなかった。


コックピット丸見え。
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人生で一番、今自分が空を飛んでることを全身で感じた1時間半のフライトでした。

低いとこ飛ぶから景色キレイ!!

途中からは雲で真っ白だったけど。


行きは船で30時間、帰りは飛行機で1時間半。

そして飛行機のほうが安いという事実。

でも船おすすめです!

プエルト・ウィリアムスもおすすめです!!

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by aya-papaya | 2018-05-11 12:49 | チリ | Trackback | Comments(0)
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