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notes from my travels

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2019年 03月 24日

地球で一番高い山。

エクアドルの最高峰チンボラソ。

世界最高峰は言わずと知れたエベレストですが、エクアドル人曰く、チンボラソが世界で一番高い山なんだそう。

実は…、

海抜高度で見た場合世界一高い山はエベレストであるが、赤道地域の方がエベレストのある場所(北緯28度)よりも地球の半径が大きく水面も高い。この結果、標高ではチンボラソの6,268mよりエベレストのほうが約2,580m高いが、地球の中心からの距離ではチンボラソが約6,384.4km、エベレストが6,382.3kmであり、地球の中心から最も離れたチンボラソの方が約2.1km上回る。

- Wikipediaより引用


という事です。

つまり、地球ってのはキレイな球体ではなくて、北極と南極をぐっと押した感じにビミョーに潰れた楕円形をしてるわけです。

これは地球の自転の遠心力のせいだとか。

なのでそもそもの海抜ゼロメートルっていう地点を地球の中心から距離を測ると、赤道直下が一番長くなってるわけです。

そういう事で、海抜からの高さではなく、地球の中心から山頂までの距離を測った場合、エベレストよりも、ほぼ赤道直下にあるチンボラソのほうが2,100m長いってわけです。

なので、地球上で宇宙に一番近い山とも言われます。


チンボラソが世界一高い山だと言われる理由、わかりました?

なんてロマンのある話なんでしょう。

世界一ってのは世界中になんでも溢れるほどあるけど、地球一って世界一よりももっと重みがあるような気がしません?

地球上で、宇宙に一番近い場所に立ってみたくなりませんか?

なるでしょ?

ドキドキワクワクウズウズしちゃうでしょ??



はい、人生そんなに簡単にはいきませんよ。

チンボラソ登山、なかなかレベル高いんです。

ボリビアのワイナポトシのように手軽には登れません。


本気で登りたくなって調べたけど速攻撃沈。

ずば抜けた運と体力がない限り、素人には無理じゃーーーん。


そもそもネット上の情報もめちゃくちゃ少ないんだけど。


登頂は諦めたけど、その雄姿だけでも拝みたいと思って行ってきたので、その情報を書きます。



拠点となるのはリオバンバの街。

キトからバスで4時間$4.6、グアヤキルからは5時間$7。


グアヤキルのツーリストインフォメーションは英語が話せるお姉さんがいてとても親切に教えてくれました。

チンボラソは、リオバンバから日帰りで5,100mにあるラグーナを見て帰る人がほとんどだけど、2つある山小屋に宿泊もできるという事なので、ウチはゆっくりじっくり山を堪能したかったので、1泊で行くことに。

注)山小屋に泊まる場合、あったかい寝袋必須です!

気温が氷点下になるので、昔はフカフカで温かかったmy寝袋もさすがに10年オーバーになると明らかにボリュームダウンしてきていて、寒すぎるのには耐えられない。

寝袋がいることに気づいたのが夜で、もう今からレンタルしに行くのも無理、1泊するの諦めて日帰りで帰ってくるかーと諦めかけた時、ビビビッとあることを思い出した。

ウチ、ブランケット2枚も持ってる…!!

そう、オタバロのマーケットで衝動買いしてしまい困っていた、めっちゃ嵩張るお荷物のブランケット2枚。

行けるじゃん!!!

まさかこんなにすぐヤツらが役に立つときが来るとは。
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いやーホント世の中なるようになってるねー。


寝袋、ブランケット2枚、カメラ、三脚、モバイルバッテリ、おやつ、食料(出発前に作った大量のハムとレタスのサンドウィッチがメイン)、ありったけの防寒着(と言ってもモコモコダウンジャケットも無ければフリースも持ってないので、ヒートテックにウルトラライトダウンにウィンドブレーカーと、とにかく重ね着できるだけの服)、あと水3リットル、となかなかの大荷物になった。



リオバンバからチンボラソの麓のゲートまではリオバンバのバスターミナルからGuaranda行きのバスに乗って途中下車。

バスは朝7時半から1時間ごと、ゲートまで所要45分、$2.5です。

乗るときに、チンボラソの入口で降りたいと伝えておきましょう。

近づいてくるとこんな感じ。
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ゲートに着いたらレジストレーション。

名前、国籍、パスポート番号、年齢を書きこむ。

インフォメーションのお姉さんに言われていたので、ここで山小屋に一泊して明日戻ってくることを伝える。

一つ目の山小屋で聞くように言われた。


ゲートは標高4,350m。

無料トイレ(トイレットペーパー無し)、カフェ、お土産屋さんもある。



一つ目の山小屋Refugio Carrelは標高4,850m。

ゲートからRefugio Carrelまでは約8キロ。

タクシー(言い値$15)、徒歩、もしくはヒッチハイクで行けます。

他の旅行者はヒッチハイクしてる人が多かったかな。

自家用車で山小屋まで行く地元ツーリストがけっこういるので、特に週末はけっこう車通るみたいです。

ビクーニャがいたり、高山植物が生えてたり、酸素薄くてシンドイけど歩くのもなかなか楽しいです。
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時々晴れ間が見えるものの、基本雲が多くて、そこにいるのはわかってるんだけど、くっきり見えないチンボラソ。
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一つ目の山小屋に着くころに、ついに全体像が見えました!
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山小屋は、無料トイレ、カフェ、そして宿泊施設になってます。

ホットドリンク、ドーナツやエンパナーダが$1.5~$2。

ランチセットも$4で食べれます。

あとはスナックや飲み物等々も売ってます。


もう一つ上の山小屋に泊まるつもりだったんだけど、ウチのスペイン語レベルじゃ理由がちゃんと聞き取れなかったので不明ですが、上の山小屋には泊まれないとの事。

営業はしてるみたいだったので、定員オーバーなのか、山頂アタックする人以外泊まれないのか。

仕方ないので、1つ目のRefugio Carrelに泊まることになりました。

素泊まり$20、食事付きだと$35です。

ちなみに宿泊客は無料で、お湯、ホットドリンクもらえます。


山小屋は数年前に建て替えられたばかりでめっちゃキレイ。

ベッドもマットレスもほぼ新品で快適。

定員は30~40名ってとこでしょうか。

ウチが泊った日は、ウチとフランス人3人、あとはガイドと山小屋スタッフしかいなかったけど。


少し休憩してから、更に上まで登ってきた。


Refugio Carrelから、5,050mにある2つ目の山小屋Refugio Whymperまでは約1㎞。

ここからは徒歩のみです。
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元気なら所要45分。

いきなりキツネが現れた!

前を行くおっさんがキツネに向かって「おいで!おいで!」と叫ぶもんだから、キツネはどんどん逃げていく。
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ギャグかよ。

それでもしばらくその辺にいたんだけど、どっか行っちゃいました。

広角レンズしか持っていかなかったので、めっちゃ点でしか映ってないけど、実際はもっと近い。
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2つ目の山小屋の更にその先にLaguna Condor Cochaがあります。

山小屋からラグーナまでは15分もあれば行けます。

ラグーナなんて言うからには勝手にエメラルドグリーンな素晴らしい湖を思い描いていたら、ただの池でした。

思ってたのの10分の1ぐらいのサイズだったし。
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ここで標高5,100m。

ということはつまり、地球の中心からは約6,383km。

エベレストの山頂が、地球の中心から6,382kmなので、この時点で既に、エベレストの山頂よりも1,000mも宇宙に近いところにいる!!!

すげーーー。


頭がけっこう痛くなってきたので山小屋に戻る。

ちょっと吐き気、それから悪寒。

んー良くない。

完全に高山病だ。

頭痛がひどくなってきたので、痛み止めを飲んで横になる。

大量に作ったサンドウィッチがまったく消費されない。

山小屋のスタッフが心配して時々様子を見に来てくれる。

2時間ほど横になって、寝てしまわない様にしながらウトウトしてたら治った。

ウチ、たいてい高山病になるけど、高度を下げなくてもその日のうちに治る傾向にある、今のとこ。


夜アタックの人もいるので、7時には消灯。

夕ご飯を食べるタイミングを逃した。

夜11時アタック開始のフランス人が起きるのと一緒にウチも起きて(というかあんまり寝れなかった)、カメラと三脚とサンドウィッチを担いで外に出た。

星は見えないけど、山自体はめっちゃクリア!!

しかも満月!!
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いやーこれだけでも一泊した甲斐があった。

日帰りだったら雲だらけのチンボラソしか見れてなかったもんね。


山小屋。
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ついでに雷まで撮れちゃった。
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アタックに出発したフランス人を見送って就寝。


翌朝、めっちゃ晴れてる!

チンボラソから昇るご来光。
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よく見て、彩雲!!!サングラス越しにはもっとはっきり色見えたんだけど。
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小一時間かけてまたラグーナまで散歩。

やっぱ酸素薄い。

日陰のとこだけまだ霜が解けてない。太陽光ってすごい。
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Refugio Whymperの裏。

写真じゃわかりづらいけどここが登山道。

足跡が続いてる。
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こんなとこ登っていける気、1ミリもしないね。


ラグーナに着くころにはまた雲が出てきちゃって。
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それでも誰もいない貸し切りで、生き物の気配も風もなく、氷が解けるピキピキって高い音と、時々聞こえる落石の音だけ。

贅沢な空間。

あーサンドウィッチ持ってくるの忘れたよ。

お腹がすいたので山小屋まで下山。

持ってきたコーンスープを入れて、2日目のサンドウィッチを食す。

荷物をまとめて下山です。

もうすっかり霧の中。
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下りも写真撮りながら歩いたらなんだかんだゲートまで2時間かかりました。
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チンボラソの雄姿がくっきり見えたのは夜と早朝だけだった。

だから1泊して大正解。


食料は持っていかなくてもどうにでもなりますが節約したかったので自前で。

ただ高山病で夕食を食べなかったので、7個作ったサンドウィッチが3個も余りました笑。

リオバンバに戻ってからちゃんと食べましたけど!

まる2日、同じサンドウィッチ食べ続けました。

パン1斤と、ハム1パックとレタス1玉買ったらこうなります。

水も、山小屋でお湯は貰えますが、遠慮なくグビグビ飲みたかったので持って行って正解だった。

ただ2リットルで足りたかも。


登頂目指す人以外はほぼ日帰りみたいだけど、1泊するのめっちゃおススメです!!!


ちなみにアタック挑戦したフランス人は登頂できなかったみたいです。

残念。


最後にちょっとボケてて申し訳ないんですが、リオバンバのツーリストインフォメーションでもらったチンボラソマップ載せておきます。
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ツーリストインフォメーションに行けばタダでもらえます!


by aya-papaya | 2019-03-24 23:57 | エクアドル | Trackback | Comments(1)
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Commented at 2019-03-26 18:51 x
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