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カテゴリ:イラン( 5 )


2012年 11月 14日

イランという国。

ニュースで流れているイランの情報は良くないものばっかり。

だからイランに対して悪いイメージを抱く事は仕方ない。

中国もそうだった。

いいイメージほぼゼロで行った中国。

最初はビビってたけど、いざ行ってみたら、楽しくてしょうがなかった。

やっぱり、行ってみないとわからない。

自分の目で見ないとわからない。

実際に体験してみないとわからない。


ま、イランは、旅人の中ではめっちゃいい国!!って有名な国で、いろんな話を聞いていたので、最初から中国のような良くない先入観はなかったけど。

実際に自分で旅をしてみて、イラン人の親切さには驚かされ続けた。

カウチサーフィンのホストをしてくれた人達はもちろんの事、困ってると誰かが助けてくれる。

なんの見返りも求めずに親切にしてくれる。

見ず知らずの人に自分はここまでできるだろうか。

できないよね、フツー。


カウチサーフィンをした事で、現地の人達といろんな話ができたのも良かった。

普通に宿に泊まりながらの旅をしてると、地元の人とあまりじっくり話す機会ってやっぱりなかなか無い。

一緒に遊びに行ったり、家に泊めてもらったりしていっぱい話した。


みんながみんな口を揃えて、政府を批判する。

宗教を批判する人も少なくない。

イランは厳しいムスリムの国だと思ってた。

もちろん実際にその通りなんだけど。

ムスリムの教えで、女性は肌や髪を出してはいけないというのがある。

女性のスカーフ着用が法律で義務付けられてる。

肌を出してはいけないので、服は長袖長ズボン。

お尻が隠れる丈の長い服。

コレは法律では決められていないけど、チャドルと言って、基本黒色の地面スレスレまでの長さの布を頭からすっぽり被るのが良しとされている。

結婚前の男女が触れ合うのはタブー。握手ですらも。

婚前交渉なんてもってのほか。

これは全部ムスリムの教えで、イランだけじゃなく他の中東の国でも同じ事。

外国人旅行者に対してもこの服装を強制するのはイランだけだけど。

男性はほとんど決まりはないけど、ネクタイはダメ。

ネクタイをしてると、反ムスリム、反政府とみなされて大変なんだとか。


そんなこんなでみんなイスラム教徒なんだと勝手に思っていた。

でも違った。

これはあくまで政府が国民に強制してるだけ。

今の政府のエライ人達がガチガチのムスリムで、それを国民全員に押し付けてるだけ。

もちろん本当にイスラム教を信仰してる人達だって大勢いる。

でもホストしてくれたうちの1人のひと曰く、

「政府が強制してるから表面上は国民ほぼ全員がムスリムだということになってる。僕のIDにもムスリムって書いてある。でも僕はイスラム教を信じてない。きっと信じてるのは国民の30%ぐらいじゃないかな。」

だそうです。

これはあくまで彼個人の意見ではあるけど、それでも実際会って話した人達は、とにかく政府と宗教を否定する。

ウチが話をできた人達はみんな英語が堪能で、ということは元々西洋寄りのオープンな考えで、外に視野を向けてる人達だから、そういう意見に偏ってるってのも事実だと思う。

それでもやっぱり、相当な人達が今の自分達の国のあり方に不満を持ってる。


まず今の政府のシステム。

リーダーと呼ばれる人がいて(彼らはみんなリーダーと呼んでた)、そのリーダーが4人を指名する。

その4人が首相を選任するらしい。

要するにリーダーがA氏を首相にしたければ、A氏を支持する4人を選べばいい。

そんな感じで首相が決められるもんだから、国民の意見なんて一切考慮されない。

独裁に近い感じ。

そうやってできた今の政府が、ガチガチのムスリムで、さらにアメリカは敵だ!!!って言ってるわけ。

今の政府になってから、服装に関してとかの、細かい法律が作られたらしい。

昔はもっとオープンだったのに、と嘆いていた。

それから、イスラム教の教えでは、女性の人権がかなり軽く見られている。

それに対して「おかしいだろ!」と不満を顕にする人も多い。女性に限らず男性も。


facebookや、テレビでさえも、アメリカのものは受け付けない!って事で規制がかかってる。

それでも一般市民はなんらかの方法でその規制を掻い潜って、みんなfacebookやってるし、衛星で海外のチャンネル見てるし。

でも時々、抜き打ちで警察がアパートの屋上に登って、衛星アンテナを没収していくらしい。

そうすると新しいの買いなおさなきゃいけないんだよ~と嘆いていた。


コカ・コーラなんかも一昔前は手に入らなかったらしいけど、今では普通に売ってる。

街はハンバーガー屋で溢れてる。

もちろん世界的に有名なチェーン店はないけど、それっぽいのはたくさんある(笑)。


政府に対して不満を持っているのはどこの国も同じ。

でもイランは特にひどいと思った。


お金のある人たちは、自由を求めてドバイやらアメリカやらに移住する。

そして海外で成功したイラン人達をみんな誇りに思っている。

いつか自分も外に出たい。

ガス会社で働くマックスは、「資格を取って、ドバイで働きたい。今の仕事はぜんぜん稼げない。でも同じ仕事をドバイですると月$6000ももらえるんだよ」と言ってた。

銀行員のモハンマドは「前は月$1000もらってた。でも今は$300しかもらえない。毎年グリーンガードに応募してるんだ」と言ってた。


日本人ってさ、なんだかんだ言ってもさ、外に出ると日本の良さがわかって日本が好きになるんだけど、今のイランにそういうのはなさそう。

みんな嫌で嫌でしかたない。

そりゃそうだよ。

こんないい人たちなのに、世界から、イランは全く良く思われてないんだもんね。

イランはどう?ってよく聞かれる。

なんでイランに来たの?ともけっこう聞かれる。

イランはGOODだよって答えると、みんな「いやいや、よくないよ、政府が悪いんだ」と政府批判が始まる。

政府は嫌だけど、イラン人はとっても親切で好きだよ、というと、みんな嬉しそうに笑ってくれる。


きっとあと何十年かしたら変わっていくんだと思う。

ムスリムの良い教えだけを残して、強制されることもなく、自由に。

長い時間はかかるだろうけど。


とにかくそれまで、戦争が起きない事を願うばかり。


今回、実は反米デモも見た。

参加者はやたらと子供や若者が多くて、お祭り気分でワイワイやってるだけな感がムンムンだったけど。

参加するとお小遣いでももらえるのかもしれない。

自分のやっている事の意味をわかって参加してる人はきっとごくごく一部だっただろうと思う。

「DOWN WITH AMERICA!!」って叫びながら広場を練り歩いていても、アメリカの音楽を聴いて、ハリウッドの映画を見て、毎日facbookしてるんだもんね。iphoneだって持ってるしね。

デモに参加してない人達はまったく無関心って感じだった。


国の団結力を高めるには敵を作るのが手っ取り早いって言う。

中国の反日も同じ。

絶対間違ってるよね。

なんで仲良くできないかなー。


政治だって宗教だって、もっとシンプルにできるはずなのに、そこに欲やらなんやらが絡んできてビックリするほどぐちゃぐちゃになる。

めんどくさー。


ちょっと話がズレてきた。

結局何が言いたいかって言うと、とにかくイラン、旅行者にとってはとっても面白くていい国でした。

イランに行ったらきっとアナタもイランが好きになる!

PEACE☆

by aya-papaya | 2012-11-14 18:31 | イラン | Trackback | Comments(0)
2012年 11月 06日

イラン後半。

マシュハドで見つけたイケてるマネキン。
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マシュハドはイランで一番の聖地のでっかいモスクがある。

でもイスラム教徒以外の外国人は自由に見て回れない。

もちろんカメラも持ち込み不可で、30分ほどで見学が終わってしまった。

でも遥々西のはずれのマシュハドに来たもうひとつの理由。

トルクメニスタンのマナトが30ドル分も余っていた。

基本的にトルクメンスタン外での両替が不可能なこの通過。

誰かしらトルクメニスタンに行く人を捕まえて両替してもらうと思ってたのに、結局誰にも会わず。

でもマシュハドまで行けばトルクメニスタン近いから両替可能との情報をゲット。

これは行くしかない。

30ドルはでかい。

って事で行ってきました。

両替レートはとっても悪かったけど、一応両替できました。

ドルやユーロなどのメジャーな通過は闇レートがあるけど、さすがに対トルクメンマナトの闇レートは人気がないだけに悪い。

60%ぐらいしかもらえなかったけど、ま、仕方ない。両替できただけ良しとしよう。

その後、今回一番長い移動、マシュハドから南のバンダル・アッバースまで。

寝台列車を取ろうと思ったけど、キャンセル待ちでも無理、結局18時間のバスの旅。

バンダル・アッバースに着いてバスを降りた途端、ものすごい湿度と気温。

熱い。

空気が重い。

しかし、女性は肌を出してはいけないという法律のあるイランでは薄着になることもできず…。

港町のバンダル・アッバース。

ここがあのホルムズ海峡。

ちょっと行けばすぐにドバイ、そしてオマーン。アラブの世界。

なのに、この町は、なんだかインドに来たみたい。

人が黒い。そしてペルシャ人とは明らかに違う人達も多い。

基本的に黒や紺が好まれるイラン女性の衣装もここではとってもカラフル。

インドのサリーのよう。
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ここに来た理由。

ズバリ、仮面の女性を見る!!

この土地だけの不思議な仮面。

つけてる人は少ないけど、そして年配の人に多いけど、それでも街中にふつうにいます。

宗教的なものかと思ったら、日よけらしい。
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水タバコを吸いながらタバコの葉っぱを売るおばちゃん。カメラを向けたらわざわざ吸ってきれました。
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港町なのでシーフードも豊富。美味しかった。

フィッシュマーケットでの一枚。
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バンダル・アッバースからシラーズへ。

シラーズでどうしても行きたかった、マスジェデ・ナスィーロル・モルク。
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ステンドグラス好きのウチとしては逃せません。

窓が東向きだからこの光景は朝しか見れません。

気合を入れて7時半に行ったらちょっと早すぎた(笑)。

8時半ぐらいで大丈夫だった。
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そしてシラーズと言えばペルセポリスです。
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シラーズでホストしてくれた家族。奥さんと娘のドルサ。かわいかったー。
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ヤズド。旧市街がステキな町。

バードギールという風採り塔。

要するにクーラーです。穴から入った風が家の中を循環して外に出て行くシステム。
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中から見上げたバードギール。これは大きなヤツだけど。
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夕方に出会ったカッコいいおじさん。

これからモスクにお祈りに行くらしい。
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ヤズドは、旧市街の中に、昔のお金持ちが住んでた古い伝統家屋をそのままホテルにしてるところがたくさんある。

今のリアル安をいい事に、ちょっと高級なホテルに泊まってみました。
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奇跡のバスタブ付き。
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中庭はこんな感じです。ここで朝食ビュッフェ。
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これで二人で80万リアル。

両替時のレートで言うと1人、$11です!!

イランでしかできない贅沢でした。


エスファハンのアーリー・ガープ宮殿。
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ここの最上階の音楽室がすごい!!

これは余分な音を効果的に吸収して、美しい演奏を楽しむために計算されて作られたとか。
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バザールで見つけたスパイス屋さん。

おっちゃん一見怖そうだけど、この後の笑顔がステキでした。
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エスファハンのかなり味のあるチャイハナ。

とっても怪しい雰囲気の中、シーシャ満喫してきました。
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エスファハンの宿で日本人大集合!!

9人も集まったので、ミニバスをチャーターして遠足。

アブヤーネ村まで行ってきました。
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ここも独特の民族衣装のあるところ。

女の人は赤やピンクのバラの柄のチャドルです。
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男の人は裾の広い黒いパンツ。
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こんな感じで、昨日の朝、テヘランに戻ってきました。

日本一時帰国の日が迫ってきてるので、あまりゆっくりする間もなく、トルコに向かいま~す。

by aya-papaya | 2012-11-06 19:02 | イラン | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 30日

うわーーー。

ハードディスク無くしたーーー!!!

1TBガッツリデータ入ってたのにーーー!!!

無くなったーーー!!!

写真ーーー!!!

by aya-papaya | 2012-10-30 15:08 | イラン | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 29日

マシュハドの宿。

旅行者に有名なVali"s non smoking home stay。

ちゃっかり料金をドルで固定してしまっているので、1泊$6、夕食$3、朝食$1、合計$10。

チェックイン時にはワイフが美味しい料理を作るから!とゴリ押しだったのに、いざ夕食になると、ワイフは今病気だからあまり料理ができないと言い訳。

まぁそこそこの夕食は出てきたけど、$3の価値があるかは疑問。

更にまたしてもワイフが病気だから、と自分達の食器、そしてValiさんと奥さんの分まで洗い物をさせられる始末。

奥さんも終始機嫌が悪く、Valiさんは奥さんが病気だからセカンドワイフが欲しいと堂々と言う始末。

インターネットもwifi1時間$1。ネット屋に行けばその3分の1以下の値段でサクサクできるのに。


今のインフレ、リアル安のイランで、安宿なら$2ちょい、宿代の高いエスファハンでさえも$5も出せばシングルに泊まれるのに(もちろん全部リアル払いですが)、$6も払ってダニ付きドミに泊まるメリットはまったくないと思います。

ちなみに宿泊客は二人だけでした。

by aya-papaya | 2012-10-29 20:41 | イラン | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 21日

ついに来ました、イラン。

アルメニアから国境を越えていざイランに入国。

イランは只今ハイパーインフレ中。

欧米の経済制裁のおかげで外貨不足になって、イランの通貨(リアル)が暴落。

その分物価もどんどん上がっているんだけど、イランリアルの下落に追いつかない。

イランの人達にはとっても申し訳ないけど、外国からの旅行者にとってはかなり嬉しい状態。

正規のレートがUS$1=12,000とか13,000リアルなのに対して、実際に両替されてる実質レートが今、US$1=35,000リアル。

つまり、本来なら$1をリアルに両替すると13,000リアルしかもらえないのに、今は35,00リアルももらえちゃう。

単純にリアルの価値が3分の1になったとして、ドル換算すると、今まで$30ドルだったものが$10ドルで買えてしまう。

まさに買い物天国。

円換算すると、今、宿代が200円弱。

2時間ちかくタクシーに乗って100円ちょっと。

10時間のVIPバスに乗って300円弱。

こんな具合に、とにかく旅行者にとってはウハウハな状態。


そんな中でさらにCouchSurfingという有難いシステムを駆使し、ほとんどお金を使わない旅ができている今のイランです。

CouchSurfingはその名の通り、カウチ(ソファー)をサーフィンするんです。

簡単に言うと、お宅のソファーでいいからタダで泊まらせてください~、って感じの代物。

いついつどこどこに行くから、誰か泊めてくださいーってポストすると、それに対して、うちに泊まりにきていいよーって返事が返ってくるシステム。

登録はもう何年か前にしてたけど、実際カウチサーフィンをしたのは今回が初めて。

イランを旅してきた人に、イランはカウチサーフィンがオススメ!って言われて。

外食をすると、あんまり選択肢がない(ケバブとかケバブとかケバブとか)イランだけど、家庭料理は野菜もたくさんでめちゃめちゃ美味しい!と絶賛してた。

そんな、タダで泊まれて美味しいご飯までついてくるなんて、やるしかないじゃないか。

ということで、初カウチサーフィンinイラン!



Day1

アルメニアとの国境から40キロの町ジョルファJolfa。

国境からタクシーに乗り、ジョルファ到着直前に、タクシーの運ちゃん(若いお兄さん、絶対ウチより若い)の携帯を借りてホストに名乗り出てくれたハッサンに電話。

…繋がらない。

番号が間違ってるらしい。

ピーンチ。

唯一の連絡手段がいきなり絶たれた。

とにかく連絡しなければ。

ネットカフェでメールをチェックすれば正しい番号がわかるはず!と、運ちゃんにネットカフェに連れてってもらう。

が、ネットが非常に遅い。

全然ページが開かない。

10分ほど経過。

と、そこに1人の若者現る。

Hi, are you Aya? I'm Hassan.

どうしてあなたはワタシの名前を知ってるの?そしてハッサンって今ウチが必死に調べてる番号の持ち主なんですけど。

一瞬意味がわからずフリーズ。

どうにか状況は飲み込めた。

とにかく、ホストしてくれるハッサンに会うことができたという事実。

まだ頭が???だらけな状態でLet's go!と言われあたふたとネット屋を後に。

さらっとネット代を払ってくれるタクシーの運ちゃん。

払うよって言っても、いいからいいからって。

ハッサンの車に乗り込みいざハッサン宅へ。

道中ハッサンに事情を聞いた。

どうやら、うちが、電話番号を、日本で言うところの090とか080の部分をすっぽり書き忘れてたようで、それに気付いた運ちゃんが、片っ端から思いつく番号に電話をかけまくってくれたらしい。

おかげで魔法のように、目の前にハッサンが現れた。

イラン入国初日から、イラン人の親切に触れて感動するウチ。

ハッサン宅では夕ご飯をもらい、簡単なペルシャ語を教えてもらったりもした。

翌朝、タクシー乗り場まで連れてってもらい、いざ、タブリーズTabrizへ。


Day2

タブリーズに到着後、ここでのホストに連絡。

あいにく彼は大学にいて、今は迎えにいけないから代わりに友達が迎えに行くよ、との事。

友達が来てくれて、彼の寮へ。

ご飯をごちそうになった後、彼も大学に行かなければいけないって事で、ホストが学校が終わるまで公園で待つことに。

カウチサーフィンをするのに必要不可欠なもの、それは携帯電話。

という事で、ホストを待つ間にイランのシムカードを買いに行く事に。

が、見つからない。

全然見つからない。

諦めかけた時、英語がペラペラの青年登場。彼の名はエリアル。

どうしたの?

シムカードを買いたいんだけど見つからなくて。

僕が連れてってあげるよ。

ってな具合でお言葉に甘えて連れて行ってもらう。

それでも店が閉まってたり、売ってなかったりでなかなか見つからず、こっちはもういいや、と諦めかけてるのに、大丈夫、僕が見つけてあげるから心配しないで、とエリアル。

ようやくシムカードを見つけたんだけど、今度は別のとこに行って登録しなきゃいけない。

そこにも一緒に行ってくれて、登録も全部やってくれた。

彼がいなければ何にもできなかった。

道すがら事情を説明すると、その人が来るまで僕のオフィスで待ってるといいよ、となんとも有難いお誘い。

またしてもお言葉に甘えて、でっかいバックパックを背負ったまま、彼のオフィスへ。

見た目は大学生みたいなのに、実は26歳、バリバリのウェブデザインのオフィスマネージャー。

ま、スタッフは彼をいれて2人だけど。

ホストに連絡を入れたけど、電話がつながらない。

しばらくしてかけてもまた繋がらない。

ちょっと心配になってきた。

今夜の宿がない…。

と、青年エリアルの仏のような一声。

うちに泊まりに来ればいいよ。

なんと!そこまでしてくれるのかい、君は!

道端でたまたま会った小汚い日本人旅行者にそこまで親切にしてくれるのかい、君は。

とにかく、もうちょっと粘ってみて、ダメだったら、三度、お言葉に甘えよう。

結局最後までホストと連絡が取れず、エリアルの家にお邪魔する事に。

道中、一番美味しいとエリアルオススメのジュース屋で、激ウマなメロンジュースをごちそうになり、いざ、彼の家へ。

超豪華なアパート。

そしてステキな笑顔で迎えてくれるエリアル母。

しばらくして、エリアル父とエリアル弟も帰って来て、みんなで夕ご飯。

ウマイ!美味すぎる!エリアル母の手料理の美味さに感激。

お母さんは英語がほとんど喋れなくて、ちゃんとコミュニケーションが取れなかったけど、とにかく超親切にしてくれた。

エリアルも、エリアルの家族も、こんな素性も知れない旅人をここまで温かく迎えてくれることに心から感激した。

話には聞いてたけど、イラン人は超親切って聞いてたけど、実際それを体験してみると、ホントに驚く。

凄いぞ、イラン人!

なんてステキな人達なんだ!


Day3

朝、別れを惜しみつつ、エリアル宅をおいとまして、またしてもエリアルのオフィスへ。

夜行バスのチケットを買ったので、出発までオフィスに荷物を置かせてもらう。

午前中、近場の見所をエリアルが案内してくれた。

お昼からアポイントメントがあるって事で、途中で一旦サヨナラして、市内観光。

タブリーズには世界遺産のバザールがある。

歴史のある古いバザール。
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バザールの中にはモスクもある。
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賑わうバザール。衣料品から食料品からなんでも売ってます。小売から問屋まで。
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そしてイランと言えば、ペルシャ絨毯!
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これも絨毯。
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天井からぶら下がるランプも可愛くていい味出してた。
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貴金属売り場は眩しかった。
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バザールで会った笑顔のステキなおじさん。
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色々教えてくれた物知りおじさん。昔は歴史の先生で、今は古いコインなんかをこのバザールで売ってる。
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夕方エリアルのオフィスに戻ると、満面の笑みの女性が。

あ!お母さん!!

たまたま用事で出て来てたのか、はたまたもしかしたら見送りに来てくれたのか。

あの笑顔が、いきなり泊まりに来た外国人をすこしも迷惑に思わず、心から歓迎してくれたことを再確認させてくれた。

泣けるよ。ウルルンですよ。

夜、お世話になりまくったエリアルともお別れをして、バスターミナルへ。
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イラン3都市目のラシュトへ。


Day4

早朝、ラシュトRashtに到着。

まだ7時前だというのに、ここでのホスト、マシーと仕事仲間のファルシャがバスターミナルまで迎えにきてくれた。

どうやら朝6時から仕事をしてて、わざわざ抜けて来てくれたらしい。

これからまだ仕事なので、荷物を家に置かせてもらってから、観光へ。

目的地はラシュトの近くのマースーレー、世界遺産らしい。

マースーレー行きのバスターミナルまで送ってもらって、マシーは仕事に戻って行った。

マースーレーは山の斜面にある村で、段々畑みたいに家が並んでるから、屋根がその上の段の家の通路になってる。

んー説明がなんとも難しい。

とにかく家の屋根を人が普通に歩いてる面白い村なんです。

朝早くに着いたから観光客も少なくて、お土産屋も程よく開いてる感じでいい雰囲気だった。
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ラシュトへの帰り道、途中のフーマンという町でバスを乗り換えないといけないんだけど、そこの名物のスウィーツがあるという事で、それを買いに行った。

たまたま目に入ったお店へ。

お店のお兄さんがどっから来たの?と聞くからJAPANだよって答えると、ちょうど前に並んでたおじさんがいきなり日本語で「え!日本人ですか!?」って。

こっちもびっくりしながら「はい、日本人です」って答えると、彼は「今、お母さんが来てます!」と道に止まってる車を指差す。

見ると助手席に日本人の女性が。

「あ、どうもーこんにちはー」なんて超普通な挨拶をする。

この日本語ペラペラなイラン人、奥さんが日本人で、どうやらこっちに住んでるみたい。

赤ちゃんが生まれたばっかりで、奥さんのお母さんが、日本から孫の顔を見に来てた。

こんなバスの乗り継ぎがなければ立ち寄る事のない町で、更に数分ずれてたら会うこともなかったこの家族。

ほんのちょっと話しただけだったけど、ちゃっかり名物のスウィーツもおごってもらって、偶然の出会いを楽しんだ。


夕方、マシーの仕事が終わってから合流、まずドライブをしてから、超美味しいアイスクリーム屋さんへ。

イランのアイスのレベルに感激。

それからマシーの実家にお邪魔した。

この日泊めてもらうのはマシーが最近買ったばかりの一軒家。

でもお母さんが是非とも会いたいと言ってくれて、実家のほうにちょっとお邪魔することになった。

お母さんは科学の先生。

建築を勉強中の妹も一緒に、とっても歓迎してくれた。

みんなそこそこ英語が喋れたので、いろんな話ができた。

が、その後の予定がつまっていたので、マシーにせかされ早々においとま。

売れっ子芸能人の分刻みのスケジュールのような一瞬の訪問だったけど、ラシュトにまた来る事があったらうちに来てね、ってかまた絶対に来てね!って感じでお別れ。

最後に、お母さんと妹と一緒に記念撮影。
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それからマシーの友達のイケイケお姉さん二人と合流して、夜のちょいワルなシーシャ屋さんへ。
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シーシャ初体験。

シーシャ(ハーバル・バブル)。

フルーツなんかのフレイバーの付いたタバコを水パイプで吸うんだけど、これがうまい!

かなりお気に入りです。

次の日、早く起きれたら、一緒に乗馬に行こう!と約束したものの、夜行バスからの1日中観光の疲れで起きれず…。

結局乗馬は中止、そのままバスターミナルへ送ってもらい、マシーともお別れ。

マシーもとってもいい人だった。


Day5

この日はテヘランへ移動。

ちょっとカウチサーフィンはお休みして、宿へ。

なんだかんだで、やっぱり人のオタクにお邪魔するのは気を遣ったり、自分のペースで動けなかったりで疲れちゃったりするので、たまには休憩が必要。

でもここではカウチサーフィンで知り合った、折り紙の先生をしてるアリと市内観光へ。

泊めてくれるホストだけじゃなくて、泊めてはあげられないけど、いろいろ案内してあげるよ、とか一緒にご飯でも食べようっていうお誘いがあるのもカウチサーフィンのいいところ。

地元の人と簡単に知り合いになれるのはとっても嬉しい。

色んな話も聞けるしね。

彼は子供のとき6年間日本に住んでたらしくて日本語も少しわかるし、英語も完璧。

バザールや博物館を案内してもらった。

折り紙を仕事にしてるイラン人というのもなんとも興味深い。

いろんな話が聞けておもしろかった。



こんな感じでイランの旅、最初からかなり満喫してます。

毎日毎日、イラン人の優しさに触れ、感激しまくってます。

誰かが、「町を歩いてと、1日に、50人の人が笑顔でHello!と声をかけてくれる。30人の人がWelcome to Iran!と言ってくれる。10人の人がお茶や食事に誘ってくれる。5人の人が家に招待してくれる。」と言ってた。

あながち、大げさな話じゃない。

本当にそんな感じ。


道に立ち止まっていればどうしたの?と声をかけてくれる。

道を聞け連れてってくれる。

バスに乗れば何個目で降りればいいか教えてくれる。

チケットの買い方を聞けば、買ってくれて、お金はいいよと言って去っていく。

泊まるところがなければ泊めてくれる。

いつでも誰かが必ず助けてくれる。

なんだか凄いとこです、イラン。

まだ1週間経ってないけど、イランが大好きになりました。



明日、超デラックスVIP夜行バスでマシュハドに向かいます。

イランリアルの暴落のおかげで、とにかくなんでも格安なイランの旅。

こんな時じゃないとできない、贅沢。

いっちばん高い最高級バスに乗ってみます(笑)。

それでも12時間のバス旅で600円弱。

VIVAイラン!!

by aya-papaya | 2012-10-21 06:30 | イラン | Trackback | Comments(2)